舟屋の里 伊根は蔵の里?
昔は「伊根の舟屋」で通っていましたが、今は「舟屋の里 伊根」と呼ぶ方が多くなり、観光客の姿も以前と比べると数段多くなり、今では天橋立に次ぐ観光スポットとなったように思います。
時が移りゆくと伊根のシンボルだった「ええにょぼ」のモニュメントも今は色あせ「これは何?」という感じで人々は見てゆきます。それもそのはず、NHKの朝ドラの舞台となってから、もう30年も過ぎるのですから。
そして、観光拠点が旧役場前の伊根浦公園付近に移ってから、人の流れもこの高台から海の近くへ変わったように思います。

またまた動画撮影で伊根の町をぶらぶらしていると、あらためて蔵が多い事に気づきました。そしてほとんどの蔵にはマークの様な物が付いているのが気になります。調べると、寺院様式の影響を受けて江戸時代末期から庶民にも浸透した風習の様な物で、関西を中心に見られるそうです。特に厳格な意味はなく、おまじないみたいなもので、家紋や縁起の良い文字や絵だったりするようです。
これはツルと亀で長寿を願っているのでしょうか。土壁なのでコテ絵で描かれています。

家紋らしき模様や「寳」「宝」です。寳は宝と読み大事な物が蔵にあるという意味でしょうか?泥棒来るよ(-_-;)


「水」は家を火災から守る意味があるようですよ。




こうして見ると、「宝」や「寳」が多いですね。これはきっと観光資源の宝なんですよ。蔵の多い町ですが、何故か「倉」さんという名字の方も多い町なんですよ。

日本で一番海に近い生活!まさに日本のベネチアですね。
