丹後の山々は萌黄色

萌黄色という色があります。春先に植物が芽吹くときの色を表す言葉ですが、具体的には黄色みがかった緑色なので黄緑という事になります。

植物の芽吹きの色も千差万別です。萌黄色は単色の「黄緑」と限定せずに、古くより、山々の新緑の色ということで、色に巾を持たせた詩的な表現だと思います。

萌黄色は萌木や萌葱とも表記され、平安時代以降、公家階級で用いられた色名で、自然の風物になぞらえたものです。

いま丹後の山々では萌黄色の美しい時です。季節の移り変わる一瞬を楽しむ事が出来ます。

碇高原牧場の牛たちも外に出してもらい気持ちよさそうでした。



新緑の碇高原に流れる雲のタイムラプスと、軽やかなジャズの音色をお楽しみください。
- 関連記事