朝露の輝き

　 同じように空が焼け陽が射しても、朝と夕と何が違うのか。

　体で違いが分かるのは やはり空気ですね。




　朝の空気は凛と張りつめています。




　夕の空気は まどろんだと言うか、緊張の解けた感じを受けます。




　朝は夕では見れない光景に出合います。




　夜冷やされた空気が葉の上に水滴を作ります。




　それは雨で濡れた時の水滴より細かく作られます。




　そして低い位置から陽が射すと一斉に輝きだします。




　まるで宝石を散りばめたようです。




　陽が昇るとやがてもとの空気に溶け込んでゆきます。