夕日ヶ浦 福寿院
夕日ヶ浦にある福寿院は魚籃観音像があるお寺として知られています。

魚籃観音とは、美しい魚売りの行商人に身を変えて、仏教を広めたとされる観音様です。

昔、中国に竹かごに魚を入れて行商をする美しい娘がいました。それは大変な美人で、若者たちは競って求婚しました。すると娘は教本や経典を一番多く覚えた者と結婚すとると言って、若者達に経典の暗諳を競わせました。そして抜きん出た若者と婚礼の日に、娘は忽然と消えてしまいました。後に残っていたのは、黄金の観音像だったということです。

手に持った籠には魚が入っているのが普通なのですが、ここ夕日ヶ浦ではもちろん売りは物はカニですよね。

実は、夕日ヶ浦には夕陽の写真が撮りたくてやって来たのですが、コロナの緊急事態宣言下という事で、公共の駐車場は全て閉鎖されていました。仕方なく道路わきの空き地に車を停めて、少しだけ浜の散策をして帰ってきました。

ハマベノギク

ハマベノギク

ハマゴウ

ネコノシタで吸蜜するペニシジミ

コロナが終息して、早く元の賑わいが戻ることを祈ります。

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