ヒヨドリバナに恋するアサギマダラ

野山では花の少ない時期ですが、丹後縦貫林道を🚙で走っていると白い花を目にしました。
止まってよく見ると、アサギマダラが夢中で吸蜜していました。かなり近寄っても花に釘付けで、全く逃げようとしません。恋は盲目とはよく言ったもので、アサギマダラは目の前の魅力的な花しか頭に無いようです。

アサギマダラと言えばフジバカマの花が有名ですが、フジバカマにしては花の色が白く、葉も3裂していないのでヒヨドリバナのようです。

フジバカマを含むヒヨドリバナ属の植物はアルカロイドと呼ばれる有毒物質を含んでおり、アサギマダラはこの毒を体内に取り込むことにより天敵から身を守っています。そして、オスの蝶にはもう一つ重要な事があり、ヒヨドリバナなどに含まれるピロリジジンアルカロイドと呼ばれる物質が、雌を惹きつける性ホルモンを作るののに必要なのだそうです。
やはりヒヨドリバナは恋をするのに必要なのですね。(^^)/

少し車を走らせるとまた同じような花がありましたが、この花にはアサギマダラはいませんでした。
同じヒヨドリバナの種類と思いますが少し雰囲気が違います。花色が白く、先ほど見たヒヨドリバナより葉が丸い感じです。

ウバユリも咲いていました。
ユリと名が付いていますが、葉の姿はかなり違い、花も一見ラッパ状に見えますが、長い花びらで構成され、一般的なユリとは別のウバユリ属に分けられています。

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